人間の定めとは「天に抱かれ、地に生きる。」ということではないだろうか。すなわちこの宇宙空間の中で宇宙の存在としてあり、この地球で大地に足をつけて生きていくということ。
 そしてこの地球で生み出すもの、表現するものが自分という証ではないだろうか。その関係を人間の身体で現すならば、心が天で、地が体だ。そしてその表現手段のひとつとして口すなわち言葉(音)がある。

 「天に抱かれ、地に生きる。」そこで果たすべきもの。つまり自分があること、やるべきこと、それこそイコール自分の使命というものではないだろうか。
 この宇宙空間の中で、そしてこの大地に足をつけて生きていく中で、自分自身を表現して生きていく。それが宇宙の理にかなうものであるならば、天も地もその表現を許し認めてくれるはずだ。
 風は音を出す。そして人間も意と身を動かし、言葉(音)を表現し、この時空間の中にその痕跡を残していく。たとえそれがやがては消えていくものであろうとも・・・。