今や世界的アーティスト“U2”。彼らの曲は具体的に知らないとしても、U2というこの名前は聞いたことがあるという人がほとんどだろう。U2のリーダーボノ。彼がほとんどの詩を書いているが、彼の書く詩はどれもが印象的だ。
 彼らの代表曲のひとつにに「ONE」という曲がある。その曲の中で繰り返されるフレーズに “we're one. but we're not thesame. we got to carry each other, carry each other one・・・” がある。訳せば「私たちはひとつ。だけど全く同じって訳じゃない。だからお互い支えあっていかなければならない。支えあって、ひとつに・・・。」
 そう私たちは人間というひとつの生き物。けれども同じではない。1人ひとりが別々の人格を持った存在。考え方も違うし、嗜好も違う。同じではないからこそ、その違いを認めた上で支えあっていかなければならないのだ。
 しかし同時にこの曲の中で一度だけ出てくるフレーズがある。それは“we're one. but we 're not the same. wehurt each other, then we do it again.”訳せば、「私たちはひとつ。だけど全く同じって訳じゃない。お互い傷つけあい、そしてそれをまた繰り返す。」
 そうこれが悲しいかな現実であり、現時点での人間の真実なのだ。私たちはお互いに支えあっていかなければならない。支えあって生きていかなければならない。これこそ理想であり、誰もがそうありたいと思う。けれども現実にはお互いが傷つけあい、そして同じことを繰り返すのが今の人間の性なのだ。
 しかしながら私たちは今この悲しき現実を知りつつも、常に支えあっていくことを目指して生きるのである。それが新しい時代を担う私たちの役目なのだ。幸いなことに宇宙はそれをサポートしてくれようとしている。
 理想を追い求め、現実ではその理想と正反対のことをしてしまい、落ち込み、くじけ絶望の淵に追い込まれる。それでも私たちは再び立ち上がり、進んでいく。その繰り返しでやがて気付いたときには、遥か彼方にあのときの地点が小さく見える。

 参考:U2 the best of 1990-2000&B-sides  "ONE"