人生には壁があり、それを乗り越えていくことに意味がある。
 魂という存在が、こうして人間の肉体を持ったということは、その魂が乗り越えていかなければならないものがあるからである。なぜならこの人間世界とは苦の世界で溢れているから。
 魂と肉体が一体となっている限り、私たちは魂と共に苦を知り、それを乗り越え魂を成長させていく。そして魂のレベルを上げていく。そうすることによって魂の輝きは増していく。すなわち自身の魂のレベルを上げていくために、この肉体と魂は一体となって乗り越えるべき課題に向かっていくのである。
 それゆえに自殺とはするべきことではないのである。それは魂を傷つけてしまう行為であるから。確かに自殺とはこの世に生まれてきたことのリセット方法なのかもしれない。しかし肉体と魂は一体である限り、自殺すれば魂にも影響を及ぼし傷つく。
 自殺とは課題を果たさに終わる手段なのかもしれない。けれどもそれでは第一に私たちを送り出してくれた天も悲しむだろう。天に微笑んでもらうにはやはり自分の使命を果たすことである。
 この世に生まれてきた限り、そこには必ず壁がある。それはすべて自身の成長と役割を果たすための壁である。壁を一つひとつ乗り越えた先にまた新たな使命があり役割がある。もしくはその壁を一つひとつ乗り越えていくこと自体が使命を果たしている一コマひとコマなのかもしれない。確かなことはその一つひとつが祝福である。