いつもチェックしている天木直人さんの10/25のブログに以下のことが書かれていた。

 (途中より転載)
 野田、玄葉、藤村民主党政権が言いなりになっている拉致問題解決 についての外務省の無能さ、無責任ぶりについてである。
 私は繰り返し書いてきた。金正恩体制になった今こそ、日本政府が試みる価値のある方策は故 金正日総書記の専属料理人であった藤本健二氏をパイプ役とした金正恩新指導者との直接交渉であると。
 そして、それを拉致問題担当の大臣である松原前国家公安委員長が行なおうとしていたことが後日の報道で明らかにされた。
 しかしその試みは二元外交と批判され、潰された事もまた報道で明らかにされた。
 外務官僚とその操り人形のような玄葉外相が野田首相を動かし潰した のだ。やがて松原大臣は内閣改造人事で外される。
 この外務省の画策の具体的な証拠を私は発売中の週刊現代11月3日号で知った。
 すなわち週刊現代は「霞ヶ関24時」という連載コラムで次のように 書いている。
 内閣府には拉致問題対策本部が設置されている。その事務局長代理の 三谷秀史(警察庁出身)チームが藤本氏の第一回目の訪朝をお膳立てし、 藤本氏が金正恩第一書記と面会した時の言葉を日本語とハングル語で書いて藤本氏に話させたというのだ。
 藤本氏と金正恩第一書記の第一回目の面会がここまで内閣によって準備されていたとは驚きだ。
 問題はその後である。
 これが明らかにされるや、自らの手で拉致問題を解決したい外務省は 強烈に反発し、巻き返しに出る。
 それが朝日新聞にリークしてスクープさせた松原大臣の二元外交批判 であり、野田首相を通じた松原、藤本潰しであったというわけだ。
 そしてその後の展開は見事に拉致問題解決の道が頓挫してしまった・・・
               (転載終わり)

 これを読んで腹が立った。

 結局拉致被害者やその家族の事は二の次か。それよりも自分たちのメンツやプライドの方が上か…。一体拉致被害者たちとどのように接し、そして彼らの涙をどのように受け止めていたのだろう。

 そんな人達がこの国を動かしていると思うと、情けなくもあり悲しくて仕方がない。難関試験を乗り越え、夜遅くまで仕事をしているのは一体何のためなのだろう。国の仕事を司るということは、一体何のためなのだろう。この国をよくしたいとか、守りたいということじゃないのか。

 実はこれと同じような内容のことがロシアとの北方領土に関わることでも起こっていたことが以前月刊誌に書かれていた。

 結局はエゴか…。

 やっぱこの国は一度倒れた方がいいのかもしれないな。そして一からやり直した方がいいのかもしれない。

 でも唯一の希望として、地方には民のために一生懸命やろうとしている人達がいるってこと。地方にはまだそんな人がいる。僕はそれを身近に見ている。だからそのことをはっきり言える。

 国倒れても地方あり。

 でもお金なくてもやってくれるかな・・・。飲み代がなくなってもやってくれるかな・・・。ちょっと心配・・・。

 信じるしかない。