イベントのボランティアを行ってきた。3年前から毎年ボランティアを申し出て行っているのだが、毎年前日の会場設営の手伝い、そしてイベント当日はある時は駐車場の誘導係、ある時はチケット売り場係、またあるときは入場案内係としてボランティアをしてきた。

 そして今年も同じように駐車場誘導そして入場ゲート担当。けれども、そろそろこのボランティアも終わりにしようかと思った。というのはひとつはもう十分ボランティアがいること。昨日の準備も多くの学生ボランティアがおり、僕が9:30に会場に行った時には既にほとんどの作業が終わっていた。そしてイベント当日も総勢50名以上のボランティアがおり、その多くは学生で時間区切りの交替制でボランティアをしていた。

 数年前はもっと僕の年齢に近い人も当日ボランティアとしていたのだが、今ではほとんどが学生でまかなえるようになっている。

 イベントも第6回を迎えさまざまな人に周知されてきた。そして学生もどんどん関わるようになってきた。そろそろ僕の出番はなくなってきたように思えた。あとは実行委員の人達と学生を含めたボランティアで十分だろう。

 と、まるで僕はこのイベントを育ててきたようなことを言っているが、全く実行委員の人からは「この人だれ?」って思われているだろうけど…。

 2つ目の理由は、そろそろ僕もこのようなボランティア活動は終了してもいいのではないかと思ったこと。それはひとつは年齢的なもの。40過ぎたおっさんが入場係をしたり、チケット係、駐車場係をするのもいかがなものかと…。それよりももっとボランティアを必要とするようなイベントを仕掛ける側になるべきではないかと…。

 最近実際にイベントを開催する側となり、親しい人にボランティアをお願いしたりするのだけれど、イベントを開催するのは大変だけれども、その過程の面白さに気がついた。いろいろな人が集まり段々ひとつになっていく。あるいはいろいろな人の協力を得られるそのありがたさ。そのことを感じられることが素晴らしい。だからもっとボランティア活動の普及に努める役を担いたいと思う。

 そして最後にもっと高度なボランティア活動をすべきではないかと思ったこと。年齢的にもいろいろな意味で脂が乗ってきた。そして社会貢献意欲も旺盛。できることならば自分が持っている技術や知識を活かしたい。いわゆるプロボノと言われる活動。そして僕が広めてたいと思うのもこのプロボノ活動。ならば僕自身がやらなきゃ!

 ということで一般ボランティアは一応終了!ただし必要ならばいつでも!

 アベノミクスでまたまたバブルの到来かと騒いでるメディアに政治、大企業。一方で確実に精神的な進化の時がやってきたと新時代を創ろうとする人々。社会はどんどん2分化していっている。もちろん僕は後者の方。

 前者は弱肉強食化をどんどん進めていく中で、後者は分かち合いを基本としていく。そして誰もが感じられる豊かさを創ろうとするもの。多様な価値観の中で、多様な生き方、多様な想像力、そして創造力。

 分かち合い。現在のその形としてボランティアがあるのではないかと思う。

 人々がその才能をそれぞれに発揮できる社会ができたならばどれだけ素晴らしいことだろう。そしてその才能をさまざまな形で分かち合うことができたならば…。もちろんその大前提として地球と共生する、地球のお世話係であることがある。

 そんなことを夢見てまた明日からコツコツと活動していこう。

 意識が現実を創造する。ここのところ混濁・薄弱化していた意識。少しずつ上昇させて行かなければ!