中学校の歴史の時間を思い出してください。江戸時代の3大改革と言えば…? 「享保の改革」「寛政の改革」そして「天保の改革」です。テストのため、受験のために一生懸命覚えた人も多いと思います。さてこの3度の改革ですが、いずれもそれぞれ財政安定化を目指しているのですが、どの改革にも共通するのは「倹約」ということです。つまりは消費を抑えることです。そのうえでさまざまな政策を行っているのです。


お金がない! ではどうする? まずは「できる限り節約しましょう」。これって考えてみれば(考えなくとも)ごくごく当たり前のことですよね。普通は誰だってそうすると思うのです。


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ところが現在の国のあり方はというと、「お金がない?」。だったら国が借金こさえて、自然破壊してお金作るから、消費しましょう。つまりは国債を発行して、公共工事を行って、お金を回すから消費しなさいということであり、時には国民ひとり1人に直接(給付金を)支給するから消費しなさい!というやり方です。とにかく消費しなさい。消費しなさい、というのが今の政治のやり方となっています。それがゆえに国の借金は1000兆円を超え、国民一人当たり800万円の借金を背負っている状況です。



これは日本だけではありません。世界を見てみると先進国と呼ばれる国、そして今や大国となった中国も同じようなものです。要するにそれぞれが、お金を刷りまくり、そしてばら撒け、ばら撒け政策なわけです。これは本当にいいののでしょうか?



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中学の現代社会の時間に「管理通貨制度」という言葉を習ったと思います。各国の中央銀行が通貨の発行量を管理するってことだと覚えていたのですが、調べてみると「各国の中央銀行が自国の経済規模に見合った分だけ通貨を発行」とあります。現在のばら撒き政策というものは、どう考えても自国の経済に見合った分というよりも、自国の経済の都合に合わせて勝手に発行…としか思えないのです。見方によっては誰も管理していない無法地帯といえるのではないでしょうか。


そんな訳で消費しろ、欲望を煽り、それを満たすために消費しろ政策を進めてきた結果が現在の、経済状況、地球環境、そして社会状況だと思うのです。それにもかかわらず今も経済成長・景気の拡張を訴え続ける政治家たちばかりなのです。


個人で、お金があった時に派手に使った。けれどもお金がなくなった。そしたら倹約して質素に暮らす。そして時期を待つ。もしそれができずに、お金がなくなった後も、借金して使い続けたならば、身を滅ぼす。これって当たり前のことではないでしょうか?



日本もバブルの時にはお金があったので派手に使いました。けれどもはじけてお金がなくなりました。本来なら倹約をします。もし借金して使い続けたならば、国が滅びます。これも当たり前のことではないでしょうか?故に四半世紀以上停滞した日本があり、社会の状況は悪くなる一方なのです。



お金を刷って、刷って、消費を促すので、今や先進国と呼ばれる国の人々の多くががマリー・アントワネット、ルイ16世状態です。欲望を求めていけばきりがないのです。結果マリー・アントワネット、ルイ16世の運命は、国民の怒りを買い「死刑」となりました。今では国も加担し、個々人がそうなっているのですから、この先に待っているのは…「無間地獄(※)」しかないでしょう。



それと今の政策の根本にあるのは、人間は何でもできる。何をしてもいい、この地球上において人間が一番という思い上がりです。だから自然環境は破壊され、地球がボロボロになり、その影響をその影響を被るようになってきました。今のままでは国はもちろんのこと、人間も滅びることとなるかもしれません。ひたすらそれを先延ばしにしていますが、もうまもなくかもしれません。


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現在の財政状態の悪化に対して必要なのは「節制」です。そしてそれには「知足の心」が必要です。足るを知ることです。もちろん世界はお金にまみれてしまい、それが人間生活の土台となってしまっているがゆえに大なり小なりの混乱は生じるでしょう。けれどもそれが元に戻すための一番の方法だと思うのです。


もし当たり前に考えて、今の社会が少しでもおかしいと思うならば、まずは自分の生活を見直しましょう。そしてあれがない、これがないという前に、足ることを知りましょう。ある物を見てみましょう。まだまだ使えるのではありませんか?そしたらひとつ豊かになれます。そしてそれを意識して、また次のものを見てみると…、そんな人が増えていけば、そしてその人たちがつながっていけば、きっとそこには新しい世界が見えてくるはずです。


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※無間地獄とは、大罪を犯した者が落ち、絶え間ない苦しみを受ける地獄のことです。無間とは、間がない、つまり苦痛が間断なく襲ってくることの形容です。







らいふあーと21~僕らは地球のお世話係~