最近愛媛では介護予防のデイサービス(短時間型)の増加が目立つ。

あちこちで看板が目に付く。

つい先日まではサービス付高齢者住宅の建設ラッシュだったのに…。

高齢者の増加と共に、それだけ需要があるのだろう…。

介護職員不足、財源不安といわれる中でサービス提供事業所はどんどん増加していく介護保険におけるサービス。

この先一体どうなるのだろう?


ところで僕が以前仕事でとてもお世話になった美代さんという人がいる。

美代さんは17年前の1月17日からボランティア活動を始めた。

阪神大震災から3年後の日だ。

現在もいきいきサロンを主宰し、歌にダンス、それに脳トレの指導を行っている。

他にも老人ホームでも俳句の指導をするなど様々なボランティア活動をしている。

なので外出していることが多い。(多趣味なので家にいない!)

その美代さんは現在82歳!

ご自身よりもずっと若い方々にも指導している。

(サロンでは現在も30~40名ぐらいの人たちを指導!?)


先日久々にIさんに会い、ボランティア17周年記念の品を渡してきた。

いつもは生花を贈っているのだが、今年は障害者の事業所で作られたフラワーアレンジメントを施した置物。

それを見て美代さんは「また1年頑張るわ~」とのこと。


ところで10位前埼玉県和光市で介護予防のモデル事業に携わったことがある。

そこでは当時最新の(介護予防向け)トレーニングマシーンを導入していた。

確かスウェーデン製かどこかの外国製のモノだった記憶がある。

そこでは筋トレに歩行訓練など様々なことを行っていた。

現在の介護予防の先駆けの取り組みだった。

もちろん筋トレも大切なのだが、

一番大切なことは、例えば「孫に会いに行きたい。」「もう一度〇〇したい。」などという目的を持ってもらうということだった。

要は「生きがい」というもの。


以前高齢者福祉でバリバリ働いていた身として、介護人員の不足が目立つ中、その質が気になるのだ。

経営していくことも重要だが、サービスが機械的なものとならないように…。

その人にとっての生きがいを探してあげて欲しい。


美代さんこの1年もハッスルしてくれるだろう。

これが一番の介護予防だと思う次第。




らいふあーと21~僕らは地球のお世話係~