人はそれぞれ過去世を持っています。古い魂になるとこれまでに何千回も生まれ変わっているでしょうし、なおかつ地球以外の星からやって来たという人もいるでしょう。もちろん中にはこれまでに数回しか生まれ変わっていないという若い魂もあるでしょうし、地球には今回が初めてという人もいます。それでも往々にしてみな知らず知らずのうちに過去世の癖(?)が今世にも出ていたりします。


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最近思うことの一つに、人は30代以降に行っていること、あるいは興味を持っていることが、実は前世と関わりがあるのではないかということです。10代、20代は身体的にも成長期であり、今世の流行を追うことで一生懸命であり、外のものを中に取り入れ、今世の自分の基礎をつくることに当てられているのですが、30代以降はある程度成熟し、今度は自分の中にあるものが知らず知らずのうちに外に出ていくこととなり、実はそれは前世に関わるものであること、自分のカルマや使命に関わることが出てきているのではないかと思うのです。


勿論人によっては子供のころから前世から引き継いだ才能を発揮し(大)活躍する人もいます。例えばスポーツ選手などがそうでしょう。スポーツ界において卓球選手やスケートの選手などは現在10代から20代前半が主力であり、20代後半ごろに引退ということも多いようです。その人たちは前世でも体を動かしたり、俊敏さを要求されたりするようなことをしていたのだと思います。けれどもやはり彼らも引退後(30代以降)の仕事や興味あるモノ、あるいは引退後の生活の中に前世が関わっているものと思います。特に前世からのカルマ、あるいは今世で行うべき使命に関係していると思われるのです。


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私の場合、前世は仏教です。私の前世は間違いなく坊主(僧侶)だったと思います。30代から急速に仏教に関心を持ち始め、始めは禅から入り、そこからどんどんとのめり込み、密教を学び、遂には空海さんに一番近いと思える人の下へ修行をしに行くこととなります。それらを総合すると同時に、現在の私の思考形態を考えると僧侶以外にありえないのです。また身近にいる人々を見てみると、この人の前世は僧侶だったのだろうなと思えるような人が結構いたりします。袖触れ合うも多生の縁といいますから、きっと前世のどこかで縁があったものと思うのです。


ではなぜ今世は僧侶でないのかと言われると、ひとことで言えば、現在の仏教は形式仏教(葬式仏教)となってしまい、仏教の本来の目的が形骸化してしまったためとしか言いようがありません。仏教の本来の目的とは、大抵の人は悟りを開くことと思いがちですが、本当は自己の確立、人々の救済、人生の道標であると言えます。それともうひとつ、これは仏教だけに限らないのですが、生活(人生)の創造でもあるのです。残念ながら現在の仏教にはこれらがほとんどありません。それどころかお金儲けの手段となっていることも多いのが現状です。そういうわけで私は、今世は僧侶ではなく、現在それが最も可能と思われる(社会)福祉の道を選んだのだと思うのです。福祉の追求とは、(仏教徒時代と同じで)人を救うこと、前世からのカルマの解消であり、人生の創造でもあるのです。


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ところで孔子は論語・為政編に、30にして立つ「而立」、40にして迷わず「不惑」、50にして天命を知る「知命」、と書いています。30にして自信を持ち自立し、40にして迷いがなくなった。そして50にして自分の(天から授かった)自分の真の使命が何であるかを知ったのです。あの聖人君子の孔子でさえ、自分の使命が何であるかを知るのに50年という年月を要したのです。


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現代は迷いの時代です。40代、50代であっても平気でリストラされます。その為将来について迷いもします。もし自分が本当にすべきことは何なのか、これから何をしていけばよいのか分からないというのならば、自分のこれまでの過去を振り返ると同時に、今一番何に興味を持ち、ウズウズしているか(するか)を考えてみると、あるいは自分の周りにどのような人々がいるかを見てみると、そこには前世のヒントがあります。それを参考にして自分が何をするのがよいのかを考えてみるとよいのではないでしょうか?それが天職にも近づく一番の方法だと思います。


そして今世における自分の使命は何か、解消すべき課題は何かを知りたいならば、同時にそのことを念じ続けてみることです。そうすると必ずある日どこかでそのヒントも降りてきます。例えもしそれが分からなくとも、現代ほど人を惑わすものが少ない時代に生きた聖人君子も天命知るまでに50年を要したと思えば、当時の人たちよりも倍近く生きる今の時代ですから焦らなくてもよいと思えるようになるのではないでしょうか?


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心を落ち着け、前世も含めて振り返ってみて下さい。未来がゆっくり見えてきます。





らいふあーと21~僕らは地球のお世話係~