舛添東京都知事が辞任に追い込まれた。

テレビを見ていると解説者が、都民(国民)は彼の不正を許さなかった。都民の強い意志を感じた。ということを話していた。

そしてチャンネルを変えても、どの情報系番組でもまずは氏の辞任をトップニュースとして大々的に扱っていた。


何だか大きな違和感があった。


確かに氏の行った公用車の私的利用、公費による家族のお泊り付き会議など、公費・公物を私的に使用したことは知事の立場を悪用した私的乱用だ。

都民の汗水流して働いて稼いだお金の中から納めた税金を、私的なことで使ったのだから都民は大いに怒っても良いと思う。


でもだ、

宿泊した部屋の金額等は、僕たち庶民からすれば驚くような金額であろうけど、

それでも正直その金額とは大した額ではない。


僕が感じた違和感はここにある。

今回の氏の私的利用をこうして大々的に追求するよりも、もっと大きな金銭が動いているヤマがあるだろう!ということ。

甘利の利権
オリンピックの利権
パナマ文書etc

これらはどこに行ったんだ!?


今回の舛添氏の件に関しては、短期間のうちにマスコミが大騒ぎし、都民へのインタビューも随時使って、更には都議会での追求の様子もガンガン流し、事件をどんどんエスカレートさせ、世論を誘導し、辞任に追いやったともいえる。

その戦略とスピードは見事なものだ。(でも改めて都議会集中審議での追求の様子を見て欲しい。追求している内容は実にショボ過ぎる…。)

だったら氏のケースと同じように、甘利・オリンピック・パナマ文書なども追求し、大々的に報道すべきではないだろうか?

こっちの方がもっと大きなお金が動いている。

きっとその闇も大きいだろう。

そして何よりこちらも元をただせば国民の税金であり、その額は遥かに大きい。


今回の事件、裏では氏が韓国利権に手を付けようとしたために、その元締め巨悪が激怒したからと言う噂もある。

あるいはオリンピックへの東京都の支出に対する対立により元締めの仕返しとも…。

何が本当かは分からないけれど、もしそうならばマスコミは見事に巨悪の言う通りに動いたこととなる。

そしてその成果は想定以上でボーナスものだ。

何故なら、一連の出来事は、あくまでも知事の座を居座ろうとする小悪の大将の首を「都民の力」で刈り取ったぞ!と言う思いを抱かせ、格差や貧困に不満を持つ大衆に対するとても良いガス抜きとなったと思えるからだ。

けれども実はそれはトカゲの尻尾切りに過ぎなかったという…悪いジョークだ。


今回のマスコミのちっぽけな真実を暴いて、都民や国民により大きな真実は隠すという一連の働き。

もしマスコミが真実を追求することを使命にしているならば、次は上記の利権問題などに手を付けるという動きになっても良い筈だ。

けれどもそうなることはまずないだろう。

何故ならこの国は今や報道の自由度世界72位の国…。

現在のマスコミは巨悪の手下にしか過ぎず、マスコミではなく完全なるマスゴミなのだろう。

日本の闇は相当深いのかも…。

                     合掌