仕事において同僚や取引先の担当者の言動や態度でイライラしたことがあるのではないでしょうか?
相手が思ったように動いてくれない、スピード感があまりにも遅すぎる、やる気が感じられないなど、お陰でこちらの調子までもが狂ってしまう。
そんなことってありますよね。
あの人は一体何とかならないものか、そう思われることでしょう。
けれどももしかすると実はその人はあなた自身の姿を反映しているのかもしれません。
そんなことは絶対にない!
と思われるかもしれませんが、私自身がつい最近それを経験したのです。
仕事のプロジェクトで20代前半の女の子と一緒に取り組むこととなりました。
しかし彼女の仕事の取り組み方は、ノラリクラリで仕事が遅く、優先順位が付けれられず、更にはわがままを言うなど、如何せんその子と息が合わず、何度もイライラさせられていました。
一緒に頑張ってプロジェクトを進めていき、しんどいことも乗り越えていかなければ!と思うのですが、どうもうまくいきません。
その後もイライラは続き、それに伴いだんだん私の中でプロジェクトに対する意欲が失せていき、遂には「もうどうでもいいや!」という気持が湧いてくるようになりました。
それでもやはりプロジェクトは進めなければなりません。
期日は嫌でも迫ってきます。
今思えば、いつしかその子が勤める会社の社長に、気を紛らわすために、あれこれと(彼女の)愚痴を言うようになってしまっていました。
そんなことをしても、やはり私自身の注意力は散漫になってしまっていたのでしょう。
ある時発注した印刷物に大きなミスを犯してしまう羽目になってしまいました。
結果その印刷物の修正(印刷のやり直し)は私が持つこととしたのですが、そうなって初めて今回の一連の事態について深く考えるようになりました。
するとある一つの大きなことに気づいたのです。
それは、
彼女(の姿)は私の心の中のものが現れたものである!
ということです。
私の心の中で、私自身の嫌いなところが現象として現われている!
つまり、彼女の行動や態度は私の意識が生み出したもの、あるいは私の意識が引き寄せたものだったのです。
それに気づいてから、時に愚痴をこぼしてしまうことがあるものの、彼女の嫌な態度を見る度に、
「これは私自身の心が現象として現れたものである。」
ということを私自身に言い聞かせ、そして自らの心(のうち)に注目しながら、再度今回のプロジェクトに一生懸命に取り組むようにしました。
すると、ある時からなんとなくその子が変わってきたような気がするのです。
思い返せば数年前私自身の中でこれからはもっとゆっくりマイペースで仕事をしようと考え、それからどんどんさぼり癖がつき、ノラリクラリする私がいました。
そしてそれはどんどん悪化し、約束の時間に遅れたり、仕事も遅くなり、伸ばし伸ばしにしてしまうようになっていました。
まさに私自身の態度や状態が、彼女となって現われていたのです!
正直言うと、それでもその子をまだ完全に認められたわけではありません。
不信感も残っています。
二人になるとイライラしてしまうかもしれません。
=(イコール)それは自分自身を認められていないのだと思います。
けれどもそれからというもの、今回のプロジェクトを手伝ってくれる人、協力してくれる人が現れ始め、良い方向に向かいつつあります。
私自身が変われば、周りも変わる!
自分自身をクリーニングするとともに、自分の想いや行動、そして言葉を揃えて(整えて)いく。
このことが大切だと思うようになりました。
物質世界(見える世界)は、見えない世界の半歩遅れでやってくるといわれます。
今回の現象はすべては僕自身の意識が(半歩遅れた)現象として現われ、それに惑わされいた僕がいたのかも知れません。
いかがですか。
もしかすると相手に対するイライラは、あなた自身が嫌っていることが、相手の態度や行動に現れているのかもしれません。
一度見方を変えてみるのもよいのかもしれません。
らいふあーと21~僕らは地球のお世話係~
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