夢が叶うと同時に、僕の限界と無責任さに遭遇するという出来事がありました。

かつて描いた夢のひとつです。

僕はホールの一番後ろの壁にもたれて2つのものを見ているのです。

ひとつはステージでパフォーマンスを繰り広げるパフォーマーに熱狂している観客の姿、

もうひとつは舞台の上でパフォーマンスを繰り広げ、観客の熱狂を見て、より力が入っているパフォーマーの姿。

その舞台をセッティングしたのが僕であり、パフォーマーと観客の喜びを見て感じて、僕の中に喜びが込み上げているのです。

もう何年前に描いた夢なのか忘れてしまいましたが、今回その夢が実現しました。

映画上映とその主人公の講演会を開催したのですが、観客の方からは「よかった~!」と言ってもらえ、講演者からは「とても温かい雰囲気を感じることができた!」との声をいただきました。更に観客とパフォーマーの両者の声だけでなく、それを主催した団体の喜びと誇りを感じられるというオマケ付きで!

願えば叶うものですね!


でもそれと同時に僕の限界と無責任さを突きつけられもしました。

実は僕はこの本番の前々日前日と、肉体的、精神的共に力尽き、ほとんど何もできなかったのです。

頭は回転しない、体は動かない、それに伴いイライラしてしまう。ほとんど臥せっている状態で、主催者にほぼ任せっきり。

前日の夕方頃にようやく動けるようになり、本来ならしなければならないこともしておらず、その時自分の無責任さを痛感すると同時に、限界を感じました。

しかしながら主催者側のがんばりのお陰で、当日は両者ともに満足いくものとなり、結果上出来なものとなりました。


ところが翌日一通観客としてきてくれた知り合いからのメールがあり、そこには感動をつづられると同時に、致命的なミスを犯していたことが指摘されていました。そしてそこにこそ僕の痛恨のミスがありました。

当日のセッティングの際に機材を見て一瞬不安がよぎったのですが、まさかそれが現実となっているとは!、そしてその確認を怠った僕の怠慢さ。悔やんでも悔やみきれません…。


振り返れば、前々日までの一生懸命がんばった分に対しては、満足な結果が現れました。

同時に、前々日・前日とさぼった分は、僕を突き落とす結果が現れました。

やればやっただけの結果が得られ、やらなければやらなかった分だけ報いが来る。

まさにそのことが現実として如実に現れていました

世の中とは本当に絶妙です。


ちなみに今回の件で、イベントからは(当面?)引退することとしました。




らいふあーと~僕らは地球のお世話係~