未来を予測するにあたって経済アナリストの藤原直哉先生の考えをよく参考にさせてもらっています。先生は毎週日本や世界の情勢を分析し解説したものやこれからのリーダーシップについて説かれたインターネット放送を配信されています。82日の放送で「なるほど」と思ったことがあり、そこから私なりにいろいろと考えたので書いてみたいと思います。


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現政権が末期症状にあるのは誰もが分かることだと思います。そして多くの人が次は誰だろう、(Aさんとの声が多いようですが…)と予想し、そしてまあ誰がやってもダメだろうな…と考えているのではないでしょうか?


藤原先生は、それは江戸時代の第16代将軍が誰かを考えるようなものだと仰います。つまり15代将軍は徳川慶喜であり、その後の16代は「ない」「いない」であり、次の総理も「ない」「いない」が正解ということです。もちろん実際はAさんか誰かがなり、その後もしばらくはKさんIさんと続きはするでしょうが、それは「ない」「いない」と同じということなのでしょう。


それではこの先どうなるのだろうかというと、藤原先生は地方政党の時代がやって来ると言われます。これからの国会は、国連のように各国の代表が集まり、代表間の話し合いで決めていくように、地方の代表が中央に集まり、各地域の課題を持ち寄り、方向性を決めていく方式となると話されます。


何が違うかというと、これまでの中央集権、いわゆるトップダウンの方式ではなく、ボトムアップの方式へと変わっていくということです。要はこれまでの縦社会の終わりが来ているということです。そしてこれは日本だけでなく世界も今同時にそれに面しており、それが現在の世界的混乱となっているとのことです。


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そこで思うことがあります。それは日本の中央(東京)の時代が終わり、これからは地域政党の時代となり、地域ごとに運営していくようになっていくわけですが、地域の政党に任せるというカタチになってしまうと、それも間違いであるということです。それでは結局地域における小規模中央集権となってしまいます。そうではなく一人ひとりが地域政党、つまりは地域を担っていかなければならないということです。それはどういうことかというと「もうお上に頼る」という時代は終わり、これからは自律し、自立する時代がやって来る(来ている)ということです。


すなわちこれまでのお任せ意識を捨て、自分が何をするかをきちんと考えていかなければならないということです。藤原先生はこのことを「縦社会」が終わり「横につながる」時代と言われています。そしてこの横につながる時代、横につながる社会こそが「共生」といわれるものだと思うのです。


「共生」という言葉を聞くと、一見するととてもいい響きであり、誰もが理想的であるように思うと思います。けれども実はそこには「自律し、自立する」という1人ひとりの責任感というか、大きな意識の変換が要求されるものなのです。


それ故藤原先生は「共生」するには、1人で考えたり、ネット上で意見を述べ合ったりするだけではなく、実際に「行って」「見て」「聞いて」「話して」の行動が大切であると説かれています。


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「共生(きょうせい)」とは、もともとは仏教の「共生(ともいき)」から来ています。文字通り「共に生きる」ということでしょう。そしてこの「ともいき」は感覚だけではいけない言葉なのだと思うのです。「行って」「聞いて」「話して」とは、言い換えれば、「行動」し、「体感」し、「経験」して、そしてそれらをまとめ上げていく。みんなでつくっていく。それができて初めて「共生(ともいき)」となるのではないかと思うのです。まさに「言うは易く行うは難し」のものであるということです。けれどもこれを行ってこそ新しい時代は開けてくるのだと思うのです。


誰が次の総理大臣になるかを予想しているのではなく、まず自分自身は何をどうしていくか、それをきちんと考え、行動していくことが大切である。でなければ、時代の混乱に飲み込まれるだけですよということなのだと思います。


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共生(きょうせい)という一見するとやさしい言葉ですが、そこに至るためには私たち自身が精神的に成長していくことが要求され、そしてそれをこなしてこそみんなが喜びあえる「共生(ともいき)」の時代がやって来るのだと思います。


時代の要求を乗り越えていかなければなりませんね!





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