台風18号の列島縦断は各地に大きな被害をもたらしました。私の住む地域でも日曜日の午後から風雨が強まり、19時頃に近所を流れる川が氾濫しました。幸い私の家自体はそれほどの被害はなかったのですが、隣近所では床下浸水となった家が何軒かありました。


台風一過の翌日朝早くから台風に備えて張ったロープや防御柵の後片付けを行っていたのですが、ご近所の人たちが集まり「市が何とかしてくれないと困るわ~」と話しているのが聞こえてきました。それを聞いて最初に思ったことが、「これではあかんな~」ということです。なぜなら今回の災害も含め、近頃の災害の多くは人間がもたらしたものであり、他人任せのままでは何も変わらないからです。


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今回の近所の川が氾濫した原因を考えると、地球全体の要因と地域によるものの2つが考えられます。まず地球全体の要因とは、地球の気候変動によるものです。近年のそれはすさまじいものがあります。大雨により地域一帯が水没してしまったり、あるいは干ばつよる被害などが多発しています。今回の台風ではそこまではいかないものの、それでも1時間の最大降水量が観測史上最高であった地域も多々あるようで、毎年台風が大型化しているのを実感します。


これらはすべて自然の作用によるものですが、その原因を突き詰めると人間にあります。人間による地球環境の破壊、自然の破壊がそれらをもたらしています。もちろん地球や太陽系がフォトン地帯に入ったという宇宙的な要因もあるのでしょうが、一番の要因は人間が長年乱開発を行い続けた結果もたらされたものです。


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2つ目の地域によるものとは都市計画の失敗です。かつて私が住む地域は田畑がいっぱいでした。子供のころの遊び場は田畑の中であったり、その間を流れる用水路であったものです。学校までの通学路があぜ道であったところもあります。けれども年々それらは潰され宅地化され、今では田畑はごくわずかとなってしまいました。



宅地化されたところは家が建ち並びアスファルトやコンクリで塗り固められています。土が見えるところはごくわずかです。雨が降れば水は下に染み透ることなくそれらの上を流れて行きます。かつてはその行き場として田畑があり、保水力もある程度あったのでしょうが、今ではそのようなところはなくなり、行き場は川しかありません。水は川へと流れ、そして大雨時の時間当たりの降水量は増え、川の許容能力にも限界があるので、それを超えれば氾濫する。宅地化され土地はかさ上げされているので、水は低いところへと流れて行き、低い土地は水に浸かってしまう。すべては悪循環です。


都市計画の失敗というと行政の責任のように思うかもしれませんが、そうばかりとは言えません。地域の人々が宅地化をよしとしたことにも原因はあります。そしてそれに目をつけた不動産や建築業界にも原因はあります。そう考えると行政のせいばかりにするわけにもいきません。


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以上地球全体の要因と地域によるものの2つの原因が考えられるわけですが、どちらも人間の自然を無視した開発が原因です。世界はここ200年自然を犠牲にして科学技術を用いて贅を尽くす生活を追求してきました。地域の循環、地球全体の循環などほぼ無視してきたといってもよいでしょう。時に公害の発生した場合など、その対処法を施してきたこともありますが、多くの場合は開発優先、企業利益優先してきているのが現状です。


このことは企業だけを一方的に攻めることはできません。なぜなら人間一人ひとりが便利な生活を求めすぎた結果でもあるからです。地球環境とい大きな問題も振り返れば人間一人ひとりのエゴの積み重ねの上に出来上がったものです。私たちは無意識のうちに地域、自然、地球を傷つけることを選択してきたのです。まずはそのことを自覚すること、すなわち企業や行政を批判する前に私たち一人ひとりが反省する必要があるのです。そしてそこから何をどうするべきなのかを考えなければならないのです。


私たち人間は地球の恵みでもって生きているのです。人間ファースト、都民ファーストでもなく、地球ファーストでなければならないのです。地球と共生共発展する生き方をみんんで考えて行きましょう。



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らいふあーと~僕らは地球のお世話係~