新年明けましておめでとうございます。今年もコツコツ思想磨きをしていこうと思います。先日本を読んでいると、日本における過去の偉大な僧侶の中で、自分の思想を展開し発展させた人物は、空海と道元禅師の二人ぐらいしかいません(※1)、と書かれていました。彼ら二人には足元にも及びませんが私なりに思想展開していこうと思います。


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さて昨年の大きな出来事のひとつに、明仁天皇の退位の日が2019430日となり、平成時代の終わりが決まったことがあります。思うに今上天皇ほど、平和を愛し、国民に寄り添った天皇はいないのではないでしょうか。日本国憲法が公布されその身分が国民の象徴となり、その象徴天皇としてのあり方を身をもって実践され、日本国民みんな大好きな天皇であると思います。そのような優しさを感じずにはいられない天皇陛下なのですが、その平成時代を振り返ると、そのお人柄と正反対な時代であったのではないかと思うのです。


平成とは、太平洋戦争により焼け野原と化した国土を国民が一丸となり力を注いで経済力つけた昭和の時代を引き継いで、その成果として空前絶後のバブル状態となり、人々が物質的文化を謳歌し、我が世が永遠に続くと思いきや、その泡は木端微塵にはじけ、それから四半世紀以上ずっと停滞状態が続き、社会は悪化していく時代であったといえると思います。


現在は政府、日銀、官僚、経済界が一体となり、お金をばらまき、景気が回復状況にあるように見せかけていますが、かつては国民総中流といわれていたものが、格差は拡大し、貧困層は増え、子供の6人に1人が貧困状態となっています。更には猟奇的殺人などの事件が次々と発生し、小さな子供を持つ親は安心して彼らを外に出せない状況となり、社会はまるで闇の中にあるといえるような状況です。


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この25年間をひとことで総括すると、経済(的価値の)崩壊から次なる新しい価値を生み出せなかったといえるのでしょうが、そこにはバブル時代を謳歌した人々(バブラー)の夢をもう一度という物質文明の欲望の囚われから抜け出せられなかったといえるのではないかと思います。


しかし現在バブラーたち、その主役であった団塊世代は引退し、後期高齢者へとなっていっています。彼らの金魚の糞の如くについて行った世代も年齢を上昇させています。そしてバブルを知らぬ世代がどんどん増加している最中です。そんな中で平成時代が終わりを告げ、新たな元号となるのは新たなる時代を創造しなさいということを意味しているのではないでしょうか?


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先ほど社会は闇の中にあると書きました。それは日本だけでなく、世界もそうであるといえるでしょう。けれどもその闇の中にも確実に夜明けとなる兆候は現れていると思うのです。昭和・平成の時代を牛耳った日本の親分アメリカ合衆国は、一時は世界の警察官として、世界を支配する勢いでした。けれども現在その帝国の崩壊は目に見えて明らかになってきています。アジアの小国が反旗の狼煙を上げているのもその一つでしょう。更にインターネットの発達により、帝国がその勢力拡大のために裏で行ってきたことが次々と明らかになり、その手法を世界の人々が批判し、帝国にNOを突きつけるようになって来ています。


さてインターネットの発達による影響はアメリカ帝国だけではありません。世界中にその影響は及んでいます。もちろん日本にも及んでいます。そのひとつが透明性であるといえるでしょう。政治家や官僚たちが秘密裏にことを進めるため、そして国民を統制するための法を次々と制定する一方で、政治家やその一味、そして大企業の不正が次々と暴かれるようになってきています。SNSにより一度火がつけばあっという間に広がっていくようになっています。これらも新しい時代のための一助であるといえるのではないでしょうか。


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平成時代が終わりその次にやってくる新しい時代、それはどのような時代となるのでしょうか?まだまだ不透明なことだらけです。けれども近未来を示す確実な指標のひとつとして人口ピラミッドがあります。数条年後の予測はともかく、10年後の予測はほぼ確実なものとなるでしょう。

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2025年人口ピラミッド(※2)

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2030年人口ピラミッド(※3)



いわゆる団塊世代が後期高齢者の中でも介護を必要とする時代の最中、私たちは経済ばかりを求める時代ではないことが明らかなのではないでしょうか。経済とは暮らしの中の一部であり、それだけで国民生活を判断する時代を終わらせる必要があると思うのです。それはバブル崩壊後に就職活動を余儀なくされた世代ほど実感しているのではないでしょうか。


幸いなことにバブルを知らない若者たちの間では、経済だけを追い求める価値観は薄れています。シェアする=分かち合うという概念が膨らんできています。そして世界の人々がインターネットのでつながり、国を越えて話し合い、分かち合う時代が来ようとしています。科学の発達はよい面もあれば悪い面もあります。けれどもその活かし方によっては人々が新たな夢を持つことができ、また想いをひとつにできるようになりました。


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現在世界はこの先どのようになるのか分からない混とん状態にあります。けれども一方で透明性は高まり、悪事を働けば、それがあっという間に世界に広がってしまう時代です。ある意味恐ろしいことですが、心にやましいことのない生き方をすればよいということでもあります。


これまで成功者といわれる人々の多くが、大なり小なりやましいことを抱えつつ、そこへ上りつめたことでしょう。中にはお金と手にした権力でもみ消したということもあるかと思います。けれどもその手はもう使えなくなりつつあるのが現代です。バレてしまい、あっという間に突き落とされるのですから。これからの成功者といわれる人に求められるのはある意味正しい生き方、正直な生き方が求められているともいえるでしょう。


それは一見するとしんどい世の中のように思えるかもしれません。けれども正しい生き方、正直な生き方は人間本来の生き方であるとも言えます。人々が分かち合う生き方、それは素晴しい生き方です。心にやましいことなく、正々堂々と生きられるとは、素敵な世界であると思うのです。


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新たな時代がそうなるようにもっていくのも、そうでない生き方とするのも私たち一人ひとりの意識です。どのような選択をするのか、そしてどのような未来を選ぶのか、その期間が新しい元号までの時なのではないかと思うのです。この1年と4か月ある意味天が与えてくれた猶予期間(選択期間)、あるいは浄化期間なのかもしれません。心のクリーニングをしましょう!そして今上天皇の想いに応えましょう。



参考文献:

(※1)「クリーニングの真実」 川田薫・山内尚子著(きれいねっと)

(※2)(※3)国立社会保障・人口問題研究所HPより





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