西川悟平さんというピアニストを知っていますか?西川さんが紡ぎ出す音・メロディには独特の響きがあり、それが人々を魅了し続けています。そして多くの人に感動を与えると同時に勇気も与えています。実は彼は7本の指でピアノを弾くパイアニストなのです。

 

先日朝のニュース番組の特集で西川さんのことが取り上げられており、私も始めて彼のことを知りました。そこで西川さんのことを調べてみると彼の波乱の人生はもちろんのこと、私たちの人生の向き合い方を考えずにはいられなくなりました。

 

西川さん
 

西川さんがピアノを始めたのは15歳の中学生の時であり、世間一般のプロピアニストの人々に比べると随分遅かったようです。そのきっかけは先輩が弾くショパンの『ノクターン』『英雄ポロネーズ』に衝撃を受けたことだったそうです。(ピアノを始めるのは遅かったようですが、ただそれまでに吹奏楽部で音楽とは常々接していたようです。)

 

それから彼は「みんなが5時間練習するならば、自分は10時間練習する」との意気込みで懸命にピアノの練習をしたそうです。その結果短大の音楽科へと進むのですが、彼が描いたようなその先にはつながらず、(挫折の末)何故か就職先は和菓子屋さんです???

 

しかしどこでどう転機が訪れるものか分かりません。ある日彼はプロのピアニストの前座を任されることとなり、そこで彼らによって粗削りながらも彼の持つ才能を見出され、ニューヨークへと行くこととなります。そしてそこで再び猛練習を重ね、遂に憧れのピアニストとなってしまうのです。

 

ピアノ
 

ニューヨークに渡って1年後、ピアニストとして活躍始めた彼に今度は一転して悲劇が襲います。ピアノを弾いていると、指が丸まってしまい動かなくなるという症状に見舞われるのです。そして病院で検査の結果、ジストニアと診断されます。

 

ジストニアとは、筋肉の緊張の異常によって筋肉が勝手に動いたりすることで、姿勢の異常などが起きる神経系の疾患で、その病態は現在も解明が進んでおらず、根治的な治療法もまだ見つかっていないのが現状です。

 

そこで西川さんは医師から「あなたはもう一生ピアノは弾けいでしょう。」と告げられてしまうのです。

 

指が動かなくなるというピアニストとしては致命的な難病です。それ故に彼は絶望の淵に立たされるのですが、周りの人々の支えもあり、西川さんはリハビリを開始します。ピアノの練習と同様に懸命のリハビリの結果、1本、また1本と指が動かせられるようになり、遂には7本の指が動くようになります。

 

この間西川さんは子どもたちに出会い、彼らにピアノを教えたり、さまざまな人々の出会いなどを通じたりして、そのような状態でも彼ができることを知り、そして考え方を変えていきます。その結果今では7本の指で演奏するピアニストとなり各地で公演を行うようになっています。現在西川さんは8本目の指が使えるようにリハビリと練習を積み重ねているそうです。

 

ピアノ2

ニュース番組の特集で最後に西川さんが言われていた言葉が印象的でした。それは、

 

「指が動かなくなるという絶望が、実は神様が与えてくれた最高のギフトでした。」ということです。

 

西川さんの人生を知ると、人生どこでどう転がるものなのか…、それは誰にも分からないとしか言いようがありません。けれどもそれをどう受け止めるのか、そしてどう行動するのか。それが問われているようにも思います。

プレゼント

 

一体誰がどう起こすのかは分かりませんが、人生には様々なハプニングが起こります。天にも昇るような出来事もあれば、地獄に突き落とされるような絶望もあります。そこには天使もいれば、悪魔がいるようにも思えます。けれどもどちらを選択し、その結果をどうするかは私たちの意識や行動次第であるように思えます。






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